5.4 Collision Tuning
5.4.1 iBump Feedback
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通常はHorizontal angleのfeedbackは行わない(Activateしない)。
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target値の設定。Horizontal offsetは通常changerで設定する。他のtargetは直接feedbackパネルから設定する。
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feedbackが不安定な場合はfeedback gainを調整する。
5.4.2 Tune
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LERのHorizontal tuneを下げる場合はlifetimeに注意する。少なくとも100分以上にすることが目安。
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LERのlifeが200分程度でもルミノシティに差がなければ200分の方が望ましい。
5.4.3 iSize Feedback
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Beam size ratio changer+target changer
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iSize Tool
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isize height chamger
以上のツールがあるので、いずれかによってパラメータの最適化を行う。
5.4.4 IP Waist Scan
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IPを挟んだ最終収束用のQの強さを相対的に変えることでwaist位置をずらすことが出来る。
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waistのずれをΔs、Qの強さの変化をΔkとすると、Δs=Δk×βy×βy^*である。
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HERのwaistにはQC1LE, QC1REの2台を、LERには、QCSがLER、HER共通に働くため、QCSL,QCSR,QC1LE,QC1REの4台のQをそれぞれ用いている。
手順
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KEKB Launcherにて、/Collision/Knobs/IR Waistと、IR Waist historyの2つのパネルを開く。
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IR Waist historyパネルの[Scan start]を押し、ibump等のFeedBackがtargetにもどり、安定したデータが録れたら、[Pause]を押す。
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IR Waist PanelでLER、HERどちらかのΔs[mm]を入力して、[Calc],[Set]でwaist位置が変わる。(通常2,3
mm程度のstep)
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再度IR Waist historyパネルで[Scan Resume]を押して、データを録る。
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以下3,4を繰り返して、最もLuminosityが高くなるWaist位置を探す。
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scanが終ったら、IR Waist historyの[Scan Stop]を押し、最も高いLuminosityが得られるwaist位置にセットする。
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もう一方のリングについても同じことを繰り返す
5.4.5 IP Dispersion Knob
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HER IP dispersion の場合CCCのiBump damperを0にセットする。(通常0.002にセットされている。)
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offsetを変化させるステップは±0.1〜0.2である。
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angleを変化させるステップは±5である。
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変え幅はバンプサイズを見て適宜確認すること。
5.4.6 Tilt Knob
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R2、R3が効果的な場合がある。
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変化させるステップは以下の通りである。
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R1 0.2
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R2 0.001
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R3 0.01
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R4 0.2
5.4.7 LER Angle Knob
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iBump FeedbackのVertical angleがリミットに達していて、さらにずらしたい場合などに用いる。
5.4.8 RF phase
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LERのRoom phaseを調整する。iBump Feedbackのhorizontal offsetと関係しているので注意。
3/15/2001 多和田 正史、大西 幸喜
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