Continuous Cod Correction(CCC)
[1] 閉軌道(COD)補正
リングのある場所s0に2極蹴り(dipole kick)を入れてみる。
上式がs0における閉軌道のずれになる。
Mはリング1周の転送行列。μはチューンに2πを掛けたもの。
一般的にリング上の点s1における「閉軌道のずれ」は
と表現できる。
リング上のi番目のステアリングのキック角qiが作り出すj番目のBPMでの軌道xjは
つまりx=Aqの形に書ける。
上式をキック角について解くことによって、ある軌道を作り出すために必要なステアリングのキック角を決定することができる。
CCCでは一つの解法として特異値分解(Singular Value Decomposition)が用いられる。(numerical recipes参照)
[2] HERのCCCパネル
(a) Conditions
水平方向のみステアリングのキック角に以下の制限をつける。但し、四極磁石によるキック角は考慮していない。
(1)エネルギー一定
(2)軌道長調節
LER CCCの場合ΔCはシケインで吸収して、上式ではΔC=0としてステアリングのキック角に制限を付けている。
[3] LERのCCCパネル
ステアリング変更の手順
1. CCC パネルで Correction を OFF にする(チェックを外す)。
2. iBump を suspendする。
3. CCC パネルで iBump Damper の Damping Rate を0に設定し(0を入力した後Setを押す)、GOLD を Save する。(HERのみ)
4. Steering パネルで設定すべきステアリングを Load し、SetMagnet を押す。
5. GOLD も変更する場合は、CCC パネルで GOLD を Recall する。
6. CCC パネルで Correction ON にする(チェックする)。
7. iBump の suspend を解除する。
オプティクス変更の手順
1. HER の衝突点ベータ関数が異なるオプティクスを Load する場合は、 CCC の Correction を OFF にし、iBump を suspendする。
2. Programmable Tune Changer を Stop する。
3. Optics パネルで設定すべきオプティクスを Load し、SetMagnet を押す。
4. 1.に該当する場合は、
4a. iBump パネルで Read Optics / Genarate Pattern を押す。5. Programmable Tune Changer で Set Origin Here を行なった後、Startする。
4b. iBump Orbit Pattern Genarator を起動し、iBump Orbit Pattern をする。
4c. CCC パネルで Read iBump Files を押す。
4d. iSize write orbit pattern
4e. CCC の CorrectionをON にし、iBump の suspend を解除する。